明日はどんなことしようか

ちょっとずつ書いていきます。 タイトルは大好きな曲の歌詞から。 

どうすれば企業の文化を変えられるのか!?

こないだリーンスタートアップのセミナーに行ってきました。

 

色々な話があった中で
「組織の「文化」「価値観(だったはず)」「行動」というピラミッドがあって、よくない行動があった時に、みんな「文化を変えて、価値観を変えて、行動を変える」という順番で考えがちだが、実は「行動を変えて、価値観を変えて、文化を変える」という順番の方が変わりやすい」
という話がありました

 

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※下手な絵ですいません・・・

 

これは面白い。

 

なんで面白いと思ったかというと、普通、みんな「物事の本質を解決しようぜ」的なことを習っているからです。「5WHY」みたいにね。

 

でも、なかなか本質って変わらないよね。変わらないから本質なんだもん。

 

それより
①行動を小さく変えてみる
②しばらくして「価値観が変わったか」「行動が守れるか」を検証する→
③「行動が守れる」かつ「価値観が変わる」なら続ける。そうじゃないなら「変えるべき行動」を変える
④①に戻る。

 

これって、プロセスマネージメントであり、リーンスタートアップそのものだな、と思いました。

 

ダイエットで「体重」を減らそうとするより、「行動(プロセス)」に着目して、週に2回運動するというプロセスが、守れるか、効果があるか、を見ていこう」という話と同じ構造です。体重はトイレに行ったかどうかとかで変動するのでコントロールしきれないけど、行動の有無はコントール出来る。

 

そして、このアプローチは「物事の本質を解決しようぜ」というアプローチとは真逆だから面白いんですよね。もちろん物事の本質は考え抜いた方がいいです。

 

考えて考えて見つけた物事の本質を「あえて触れない」というこの放置プレイ。

 

人との関係にも時にもこれは使えると思います。

 

たとえば、最近の僕のテーマは「いかに部下が社長のファンになるのか」なんですが,

社長(である僕)が「おまえ、おれのファンじゃないだろう」と言っても、その部下の社長に対しての価値観は変わらないですよね、むしろどん引きです。それより「この人、おれのファンじゃ無いな」という部下の行動を一つ一つ代える努力をしていった方がまだ現実的だと思うのです(他にも一杯手段はありますが)。

 

時間はかかるけど、「おまえ、俺のファンじゃ無いだろう」と言い続けるより絶対にいいよね。

 

「人の価値観を変えようとしたけど、それより人の行動を変えようとしたほうがよかったな」という自分への反省を込めて。