読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

明日はどんなことしようか

ちょっとずつ書いていきます。 タイトルは大好きな曲の歌詞から。 

起業について思うこと


StartupWeekendのアドベントカレンダーに参加すべく久しぶりのblog。

次の人が書きやすいようにハードルを下げるべく、とても読みにくい、かつ、中身のない「起業について僕が思うこと」を書いてみようかと。


昨日、前の会社の創業メンバー的な2人と飲みに行った。僕は新卒で入社した会社で先輩と2人新規プロジェクトをやっていたのだが、別の会社の社長が気に入ってくれて、「JV会社を作りましょう」という話になって60%を出資して新卒の会社が40%を出資して2003年に出来たのが、僕の前の会社だ。

狭い会議室をつぶして、机を2個入れて会社をスタートさせた。一人、派遣さんを雇った。確か20人位、納得のいくまで面接を繰り返して、最後にすてきなスタッフをやとった。

3人時代のオフィスがこちら。2004年ごろ。

 

f:id:ishiharays:20161202142331j:plain

 

株を持っている訳でもないので「創業メンバー」ともいえないけど、自分たちで1から考えてひたすら必死にやった。とても気の合うメンバーだった。「受注した金額の1万分の1」を自腹でお賽銭箱に入れていた。最初はお賽銭は1円玉や10円玉だったけど、だんだん1000円札を入れる機会も増えていった。

 

会社はほどなくして70人位の規模になって、利益が1億円位でたり、その後、投資に失敗して大赤字になったり、Y!ヘルスケアの担当者として(現supershipの)森岡さんと一緒に仕事させてもらったり、色々な経験をした。
2012年1月に僕が会社をやめて起業をする時に「ついにこのお賽銭箱の中身を使う日が来たね」と言って、3人で五反田のレストランに行って、やたら10円玉とか1円玉が多い支払いをした。

最後に3人で飲んだのはその時だから、約5年ぶりに飲んだのが昨日だ。

 

 


この5年間全然飲む機会が無かったのは、きっと僕の辞め方が原因だと思う。僕は、親会社の政治的な理由で担当を外されて、「だったら自分でやるか」と思って起業した。僕には僕の正義があるけれど、先輩には先輩の正義がある。5年間飲みに誘っても、やんわりと断られていた。

でも、その先輩もまた、親会社の政治的な理由で担当を外されることになって、退職することになった。最初は派遣で入った3人目のスタッフもその後、社員になり、マネージャーになっていたが、同じ理由で年末で辞めることになった。その送別会として、3人で飲むことにしたのだった。

 

昔話もあれば、近況報告もした。
今年は僕はすごいお金がある時期もあったり(いわゆる黒字倒産的な状況で)全然お金がない時期があった。


僕「11月すごく苦しくて、ほら、通帳見て。ここ11月28日、残高9万7029円」

さらに言えば、消費税用の別銀行の定期積金を11月は払いそびれている(笑)

僕「5月はxxxx万位あったんだけどね、ほら」

二人「おー」

僕「お!もっとすごいのがあった!!」

二人「3000万位?」

僕「ほら、9月30日。1万9508円」

(全員大爆笑)
※すいません、酔っ払いトークなので全然面白くなくても笑っちゃうんです。

今年はそんな一年だった。

 


さて、長い前振りを経て、ここから本題。

 

僕らは色々な記事を読む。ビジョナリー・カンパニーなんて、嘘っぱちかもしれないし、ビジョンは必要なのかもしれない。

でも、僕が確信していることは「自分に合っているか、合っていないかこそが重要である」ということ。「ビジョンはいらない」と思う人は手を動かせばいいし、ビジョンが必要ならば、ビジョンを掲げればいい。ただ、それだけのことだと思う。

 

起業をするときのハードルの一個に共同創業者探し、というのがあると思う。
これも色々なtipsがあふれているけど、40歳になるととても共同創業者探しは難しくなる。人と人なので合う合わないの最たるものだ。

 

複数人で起業するときには、たぶんそれぞれの得意科目があるはずだけど、レベルは同じ位の人と起業をする。「ハッカーとしてLV40の人が、マーケターとしてLV5の人と一緒にやろう」という話はあまり聞かない。40歳になると、そのLVに差が開くし、高いLVの人は既にかなりよいポジションで重要な仕事をしている。違う世代の人との起業といえばライフネット生命だけど、出口さんも岩瀬さんも経営者としてLVが違うわけではない。

 

そして、LV以外にも価値感という大事な要素もある。
「残高が1万9508円」の話でつい笑ってしまうのは、お酒のせいだけじゃなくて、「10年前と話していることや苦労していることが変わらない」からなんだよね。その苦労の楽しさを共有しているから笑い合える。


僕は今回は1人で会社を始めた。前回、2人で会社を始めて自由に出来なかった部分があったのも理由だ。1人起業経験と2人起業(的)経験の両方を経験して、両方の会社がともに5年以上続いた(今の会社はまだ厳密には4年10ヶ月)のは本当に幸運だと思う。
「どっちが正解か」ということについてはわからないが「どっちが自分に合っているか」というのは少しある。

何より、こればかりは「自分に合っている方」がわかったとしても、「自分に合っている方」を選ぶのも結構、難しい。たとえば、本当は2人で起業をしたくても、いい人がみつからない、なんてことはよくある。

 

 

だからこそ。

 

 

一緒に起業した人って貴重な存在なんだなと思う。
すごい偶然を乗り越えて、何年間も一緒に会社を出来たことの楽しさ、素晴らしさ。

5年間飲んでいなかったから、5年間一人で戦ってきたから改めて感じたのかもしれない。

 

今の会社の1番の目標は10年続けること。前の会社は9年しかいられなかったので、10年続ける大変さを僕ほど痛感している人はいないと思っている。
2番目の目標は20年続けること。20年続けば、きっとその頃には子育ても最終盤を迎えているはずだ。

そして、20年経ったらまた、一緒に誰かと1から起業するのも楽しそうだなー、と思った一夜でした。